
《風力式エアーヘッド搭載の安価な紙パック掃除機》
「日立 CV-VP5(HITACHI CV-VP5)」は小型・軽量ボディに吸込仕事率530Wの吸引システムを搭載する紙パック掃除機です。
空気の力でブラシを回転させる「エアーヘッド」が付属しており、モーターを内蔵しないのでヘッドを丸洗いできるのが特徴です。
「日立 CV-VP5」の実売価格は10,000円前後です。
製品情報

日立 掃除機 紙パック式 CV-VP5 W
「CV-VP5」は、日立製の紙パック式クリーナーです。ファーストラインの「かるパック」シリーズ、セカンドラインの「スタンダード」シリーズより、さらに機能をシンプルにして価格を追求したモデルです。本体カラーは「ホワイト(CV-VP5-W)」。付属品は「すき間用吸口」「パックフィルター(GP-75F)1枚」となっています。
「CV-VP5」は2010年に2月に発売され、3年以上も継続販売されているロングセラー商品です。機能は非常にシンプルであり、価格を重視して開発されています。おそらくアイリスオーヤマ、ツインバード工業、ニトリなどが販売する「激安紙パック式掃除機」への対抗商品という位置付けだと思います。
本体サイズは上位機種の「スタンダードシリーズ(CV-PW9・CV-PW8・CV-VW7)」と同じです。また重量は機能が少ない分、本体・ホース・パイプ・ヘッドの合計重量が4.5キロと軽くなっています。
ヘッドは「エアーヘッド(D-TM44)」と呼ばれるタイプです。これは回転ブラシをモーター駆動ではなく、吸気口から吸い込んだ空気の力で回転させる方式です。他社製品では「タービンヘッド」「エアロノズル」等と呼ばれており、軽くシンプルな構造ですがパワーが弱く、絨毯・カーペットのような床ではブラシの回転が止まることもあります。したがって「CV-VP5」は、フローリングや畳に向いた掃除機だと言えるでしょう。
エアーヘッドには「クルッとヘッド」という機能が採用されています。これはグリップハンドルをひねるとヘッドが左右90度に曲がるので、狭いすき間などもスムーズに掃除できる機能です。さらに回転ブラシと内蔵フィルターには抗菌加工が施されており清潔に保てます。
また付属品の「すき間用吸口」は、延長管か手元グリップにセットして使用します。ふだんはホーススタンドに差し込んで収納できるので便利です。
操作方法はとてもシンプルです。手元グリップの「標準ボタン」を押すと運転開始。「強/弱ボタン」で吸引力を変更します。運転を止める場合は「切ボタン」を押します。本体に「ごみすてサイン」があり、紙パックが満タンになるとランプが点滅してお知らせします。
交換用の紙パックは「GP-75F」が標準品ですが、日立が販売する高性能紙パック(GP-2000FS・GP-130FS・GP-110F)も使用可能です。
製品仕様
| 発売年月 | 2010年2月 |
|---|---|
| メーカー | 日立 |
| 型番 | CV-VP5(W) ホワイト |
| 集じん方式 | 紙パック式 |
| ヘッド・ノズル | エアーヘッド(タービンヘッド) |
| 本体寸法 | 幅25.6センチx奥行き28.8センチx高さ21.4センチ |
| 本体質量 | 本体のみ:3.3キロ(付属品含む:4.5キロ) |
| 吸込仕事率 | 530~約80W |
| 消費電力 | 1000~約300W |
| 運転音 | 65~約57dB |
| 集じん容積 | 1.5リットル |
| コードの長さ | 5メートル |
| メーカー純正紙パック | GP-2000FS・GP-130FS・GP-110F・GP-75F |