「東芝 VC-PD8A」は紙パック掃除機「VC-PD」シリーズのスタンダードモデルです。
吸気で回転ブラシを駆動する「フローリングターボヘッド」を搭載。標準質量が300グラム軽量化されています。また排気でホコリを舞い上げない「やわらか分散排気」を採用しています。
「東芝 VC-PD8A」の実売価格は22,000円前後です。
製品情報
東芝 紙パック式クリーナー(タービンブラシ)ライトブルーTOSHIBA VC-PD8A-L
「東芝 VC-PD8A」は、東芝ライフスタイル株式会社(本社:東京都青梅市)が販売する普及価格帯の紙パック式掃除機「VC-PD」シリーズ(VC-PD9・VC-PD8A・VC-PD7A)の中間グレードとなる製品です。
旧モデルの「VC-PC」シリーズには4種類の商品がありました(VC-PC9・VC-PC8・VC-PC7A・VC-PC6A)。ところが2014年型では「VC-PC6A」に該当する廉価モデルが廃止され、共通デザインの筐体を使用する3機種に絞りこまれています。
本体カラーは「ライトブルー」。付属品は「すき間ノズル」「別売品用アタッチメント」の2点です。
2013年モデル「VC-PC8」との主な違いは「重量」「吸込仕事率」「消費電力」「やわらか分散排気」「ヘッド」「ecoモード」となります。また2013年型では公表されていなかったフィルター仕様が「一般フィルター」と明記されています。しかし「細塵除去率」は2013年型と変わらないので2014年型の仕様変更はないと思われます。
まず重量ですが「標準質量」が従来品の4.9キロに対して4.6キロと「300グラム」軽くなりました。これは後述するヘッドの影響が大きいと思われます。次に吸込仕事率ですが「620~約100W」となり従来品より最小値が「50W」向上しています。その代わり消費電力も「1100~約250W」なので従来品より最小値が「90W」増えています。
2014年型では新たに「やわらか分散排気」を搭載しています。やわらか分散排気とは、掃除機から出る「排気」を小径の排気口から分散させて放出しホコリを舞い上げないようにする機能です。
ヘッドは「フローリングターボヘッド」と呼ばれるタービン式です。他のメーカーでは「タービンヘッド」「エアロノズル」などと呼ばれるタイプで、吸気口から吸い込んだ「空気」の力でブラシを回転させます。モーターを内蔵しないので軽量かつ手入れも簡単というメリットがありますが、一方で回転ブラシが止まりやすくダストピックアップ性能も劣ります。
従来品は「コンパクトカーボンヘッド」というモーター駆動ヘッドを装備していたので、2014年型はグレードが下がった印象が否めません。
またecoモードも2014年モデルから廃止されています。従来品のecoモードはゴミの「たまり具合」を検知して最適な吸引力に自動調整する機能でした。これにより消費電力量を最大約40パーセント削減できるとされていたのですが、「VC-PD8A」はヘッドがフローリングターボヘッドに変更されたのでecoモード自体がなくなっています。
その他の機能・性能については基本的に2013年型の「VC-PC8」を踏襲しています。
上位モデル「VC-PD9」との主な違いは「重量」「吸込仕事率」「消費電力」「ヘッド」「手元ブラシ」「ecoモード」「紙パック」です。具体的な相違点については「VC-PD9」のレビューをご覧ください。
製品仕様
発売年月 | 2014年7月 |
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メーカー | 東芝 |
型番 | VC-PD8A(L) ライトブルー |
集じん方式 | 紙パック式 |
ヘッド・ノズル | フローリングターボヘッド(タービンヘッド) |
本体寸法 | 幅25.2センチ*奥行き29.8センチ*高さ21.4センチ |
本体質量 | 本体のみ:3.2キロ(付属品含む:4.6キロ) |
吸込仕事率 | 620~約100W |
消費電力 | 1100~約250W |
運転音 | 68~約61dB |
集じん容積 | 1.4L |
コードの長さ | 5メートル |
メーカー純正紙パック | VPF-7・VPF-6・VPF-5 |